虫歯治療
虫歯の痛みについて
歯には象牙質という構造があります。大まかには、これが歯の内部の血管や神経(歯髄)を取り囲んでいるのですが、この象牙質には小さな管がたくさんあります。この中に液があり、糖分などは浸透圧にて、冷刺激や温刺激は液の収縮や膨張によって歯の神経に刺激を伝えていると言われています。また、歯の神経には痛刺激を伝える神経しかなく、刺激はすべて痛みとして伝わるため、これらの刺激が痛いと認識されます。
虫歯の原因について
虫歯の原因は、細菌感染です。歯牙についた食物残渣に細菌が着き、これを分解しこの時産出される酸によって歯牙が溶解され虫歯が発生します。
治療の際の痛みに対する配慮について
当医院では痛みを極力感じないように、表面麻酔を使用後、局所麻酔をして処置を行います。
どのタイミングで削るか、経過観察の考え方
基本的には、ダイアグノデントにて客観的に虫歯の状態を判断していきます。これによって、処置が必要な段階まで虫歯が進行するようならば処置を開始します。これにより、フッ素により再石灰化を期待できる段階か、そうでないかを客観的に判断でき、且つ侵襲を最小限の処置が可能になると思います。