精密な根管治療

根管治療とは、歯牙が細菌に感染します。この虫歯という状態が進行し、歯牙を構成している神経や血管(歯髄)へ到達します。この状態を歯髄炎と言います。この状態で、冷たい物や熱い物による痛みがでたりひどい場合は何もしないでも痛いという状態になります。

この状態が進行すると歯牙の根の先に感染が進行します。このような、状態を根尖性歯周炎と言います。この時、噛むと痛いや、疲れたりすると歯が疼くなどという症状と共に、何もしないでも痛いや腫れたなどの状態が生じます。当然、感染が体内にあるということで、ほっておくと炎症が他の部位へ広がるリスクがあります。

根管治療の重要性

上記に示したような状態になることは決して良いことではありません。そのため、根管治療にてまずは症状を除去することを行います。
また、専門医が行うことで、歯髄炎が根尖性歯周炎へ進行することを予防できます。当然、これらの疾患は感染なので細菌の侵入によるものです。根尖性歯周炎を再発させないためにも、専門医にてより質の高い無菌的環境下で、処置を行うことが治癒の成功率を高めることができます。また、適切な診査を行うことで、実際にその歯牙の処置をするべきかどうかを明確にして処置を行います。

また、根管処置を行うと、歯牙の破折のリスクが高くなります。これは、歯が脆くなっているのでなく、感染を取り除くために歯牙を切削しており、この影響で歯が薄くなり破折のリスクが高くなります。これも、専門医が行うことで、可及的に少ない切削で歯牙を保存するため、破折のリスクも低くなると考えられます。

是非、一本一本の歯牙を長期に使用してもらうため、適切な診療を受けて頂ければと考えます。

精密な治療を可能にする機器

◇マイクロスコープ

マイクロ

通常、裸眼で診療を行いますが、それを約3倍から約30倍に拡大して術野を確認できます。このことにより、より細かく精度の高い診査と処置が可能になります。また、それらの処置を記録することができ、患者様に実際に見ていただくことで処置の理解を高めることができます。

 効果

マイクロスコープを利用することで、根管治療においては、拡大することで根の過剰な切削によって虫歯や汚れを取ることがなくなり、最小限の処置が可能となりました。また、強力な光源で視野を照らすため、明確に処置部位を確認できます。 また、最近では衛生士による歯石の除去にも使用されています。

ラバーダム

歯の根の病気は最近による感染であると報告されています。また、口腔内には口腔ケアをしている人で1000億程度の細菌がいると言われています。また、根管治療とは歯牙の内部の神経や血管に対する処置を行うため、考え方としては、口腔と体内の交通している部分と考えられます。この部分を治療する際に、何も環境を整えずに根管治療を行うと、1000億もの細菌に体内を晒しながら処置をすることになります。これは、最初に述べた、歯の根の細菌感染によるという報告とも矛盾します。ラバーダムとは、処置をする際に口腔内と体内の交通を遮断し、処置する環境を消毒することで、可能な限り無菌的な施述野を作るものです。

 効果

歯内療法においては、根管(歯牙の神経や血管の通っていた空洞)をより無菌的な処置ができます。 また、小さな虫歯の修復処置としてCR(コンポジットレジン)にて行うさい、これは接着にて歯牙と付いているため、ラバーダムを使用することでより乾燥した状態で施述が可能となり、材料本来の接着能力を最大限引き出すことができます。

◇ニッケルチタンファイル

根管治療の際、根管内を切削する器具です。これは、今までのステンレスのものと異なり、超弾性と形状記憶を有しております。根管の解剖学的な形態を破壊することが歯牙の予後に影響するといわれてましたが、これにより、根管の形態を破壊することなく根管の洗浄が可能となりました。また、手指で行うのではなく機械でこのファイルを動かすため、処置時間も短縮されました。

根管治療は無菌的環境で行うのが基本です。よって、当院の器具はすべて滅菌されたものを使用しております。

治療の流れ

 

 治療期間

治療期間は、一律で概ね2回程度です。
経過を診させて頂き、予後が良くない場合は、外科処置へ移行いたします。

Q & A - 根管治療の痛み -

Q もし痛みが強かった場合の事前処置などは?
A 急性症状が強い場合などは、局所麻酔が効かない場合があります。このような、場合が想定される際は、処置前に痛み止めにて鎮痛を図ってから処置を行うことがあります。
Q 治療時の痛みにはどのようなものがありますか?
A 基本的に、処置中は麻酔をしていますので、痛みは感じないです。
Q 治療の際に痛くなってしまう原因は?
A 基本的に、処置中は麻酔をしていますので、痛みは感じないです。
Q 治療の際に痛みが軽減されるための配慮などはありますか?
A 根管処置の際は、必ず局所麻酔を行いますので、処置中は基本的に痛みを感じません。
Q 治療後の痛みにはどのようなものがありますか?
A 術後は痛みがあるものだと思っていただいた方が良いです。人によって異なりますが、痛みの強さはそれぞれです。
Q 治療後痛みを軽減するために行う処置はなんでしょうか?
A 処置後は、痛み止めを処方します。