大人の矯正歯科

大人の矯正について

大人になっても気になる歯並びは治せますか?

年齢制限はなく、歯や歯肉、あごの骨が健康な方であれば特に問題なく治せます。

子供の矯正治療との違いは??

子供は成長期にあるためその成長を利用しながら治療が行えますが、大人は成長が終わっているため子供と同じような成長を利用した治療はできません。そのため歯を移動させたり歯を抜いたりする事で理想のかみあわせをつくっていきます。

歯を削って治すのと歯並びを治すことの違いについて

歯を削って歯並びを治す治療は歯並びの乱れを健康な歯の神経を取ったり歯を削ったりし(歯の根っこの位置はそのまま)その上に被せ物をして修正する治療法です。審美的な改善に重点を置いているので将来的に問題がでてしまう可能性もあります。矯正装置を用いての治療はご自身の歯を削ることなく歯並びの悪い歯の根っこごと移動させていく方法です。しっかりとした理想の咬み合わせを獲得しながら歯並びも改善していきます。

治療期間の違いはどの程度?

数回の通院で仕上がるので短期間で終了します。矯正装置を用いての治療は矯正装置を装着してゆっくりと歯を動かしていきますので2〜3年はかかります。

費用面での違いはどの程度ありますか?

歯を削っての治療では被せ物の材質や本数によって金額が異なりますが歯の色をきれいに再現できる材料を使うと約30万円〜程度です。矯正装置を用いての治療は平均で60万円〜100万円です。

抜歯と非抜歯について

抜歯になるケースとならないケースの違いはどのようなものでしょうか?

非抜歯矯正治療となるケースは歯の大きさが標準的ででこぼこが比較的少ない方や横顔を見たときに上唇の突出感のない方、子供の矯正治療を行なっていて十分歯が並びきるスペースがある方などが適応となることが多いです。一方、抜歯矯正治療となるケースは歯が標準値よりも大きくでこぼこ度合いも大きくて歯を抜かないと並びきらない方、横顔を見たときに上唇の突出感が強い方などが適応となります。

大人矯正のメリット

歯並びを改善することで、虫歯や歯周病のリスク軽減が可能になり、お口だけでなく全身の健康寿命につながります。

大人矯正のデメリット

・装置をお口に装着する際にしゃべりにくくなることがあります。
・装置を使用し始めた時や歯を動かす力を加えた際に痛みを伴うことがあります。
・治療後の後戻りが考えられます。保定装置は指示通りに使用し、忘れずに定期受診しましょう。

利用する矯正装置の種類はどのようなものを利用しますか?

基本的にはワイヤーを用いて治療していきます。
症例によっては必要に応じて歯列をひろげる拡大装置や固定装置を用いることもあります。

治療中に気をつけること

矯正中に虫歯にならないために重要なこと

毎食後しっかり歯磨きを行うことが重要です。矯正装置がついているため使用する歯ブラシの種類やブラッシング方法などに工夫が必要です。特に就寝前の歯磨きは時間をかけて丁寧に行なってください。

調整の際に行うクリーニングについて

しっかりブラッシングを行なっていてもお茶やコーヒーを頻繁に飲むとステインなどはついてしまう事がありますので気になる場合はクリーニングを行なってきれいにします。また、毎回のブラッシング状況が良くない場合はブラッシング指導を行いながらクリーニングしていきます。

生活習慣やなるべく食べてほしくないものはありますか??

氷やおせんべい、アメ玉など硬い食べ物はかんだ時に装置がはずれたり壊れたりする原因となりますので避けていただきます。また虫歯になりやすい環境をつくりやすい、アメ玉や清涼飲料水の過度な摂取は好ましくありません。

マウスピース矯正について

マウスピース矯正

ブラケットやワイヤーを使わずにマウスピースタイプの矯正装置を指定された枚数と期間で次々と交換して治療していきます。

どういったケースでマウスピース矯正をおすすめしますか?

金属アレルギーの方やなるべく目立たないように矯正治療を行いたい方などにお勧めします。症例によっては、適応できない場合もありますのでご相談ください。

マウスピース矯正で利用する装置

プラスッチックの素材でできたマウスピース型装置、マウスピースがしっかりはまるように噛んでもらう歯をより動きやすくするため歯面に白いプラスチックの材料で凹凸をつけます。必要に応じてワイヤーを併用しなければならないこともあります。

マウスピース矯正でできるケース・できないケース

症例の難易度によってはできない場合もございます。また、ご自身で付け外しが可能なため、指定された使用時間が守れない場合はマウスピース矯正に向いていません。

マウスピース矯正の治療期間

症例にもよりますが平均約2年くらいです。もちろん軽度の症例ならもっと早く終わることも可能です。健康な歯と骨、歯肉があれば年齢制限は特にございません。

目立たない・見えにくい矯正について

目立たない矯正

従来の金属色のブラケットではなく透明のブラケットを用いることで目立たなくなります。また、白くコーティングされたワイヤーを用いることでより目立たなくなります。

どういったケースで目立たない矯正をおすすめしますか?

金属アレルギーでメタルブラケットが使用できない方やなるべく目立たないように治療を進めたい方など

目立たない矯正で利用する装置

クリアタイプのブラケットと目立ちにくいワイヤーを使用します。

目立たない矯正の治療期間

通常の金属の装置とほとんど変わりません。

部分矯正について

部分矯正

歯全体に装置をつける治療とは異なり、気になる数本のみに装置を装着して歯並びを改善していきます。また、被せ物を装着するにあたってその歯だけ部分的に動かしたい時などが適応となります。

部分矯正で利用する装置

ワイヤーを用いるのが基本ですが、症例によっては固定装置(動かす歯以外の歯が動かないようにする)が必要になってくる場合があります。

部分矯正ができるケース・できないケース

部分治療の対象は1部分だけが気になる方や補綴物が必要な部分がありそこだけを治療したい場合、全体的な咬み合わせは気にならない方などです。部分治療の対象とならない方はでこぼこ度合いが強い方、前後的な問題(出っ歯を治したい)のある方などです。

部分矯正の治療期間

平均6ヶ月程度と短期間となります。健康な骨、歯肉、歯があれば治療可能です。

治療のリスク、副作用等

  • ・矯正治療中予測できない顎の発育、咬合の変化が生じた場合、治療方針を変更する場合があります。
  • ・指示された矯正装置の使用時間と使用方法、定期通院を守ってください。治療結果や治療効果に影響が出る可能性があります。
  • ・口腔内の衛生管理状態がよくない場合、虫歯や歯周病になる恐れがあるため、良く歯を磨き清潔にして下さい。
  • ・矯正治療のリスクとして痛み、顎関節症状、歯肉退縮、歯根吸収、ブラケットトライアングル、歯髄懐死、補綴物不適合、金属アレルギーなどが発現する可能性があります。その場合、治療を一時中断あるいは中止、治療方針の変更、その他の治療が必要になることがあります。
  • ・矯正治療後に親知らずが生えたり、加齢変化により歯並びが変化したりする可能性があります。

治療費

本格矯正治療(上下:表側の装置) ¥700,000
マウスピース装置 ¥850,000
部分矯正治療(MTM) ¥150,000〜¥300,000

全ての治療に対してカード払いが可能です。分割払い(2回もしくは4回)も無金利です。
上記料金は税別です。

矯正治療の相談・お問い合わせは
電話のみとなります。

 042-306-6497